何度も言いますが、リバです。サン×ゾロシーンがあります。

お嫌いな方はご遠慮ください。

すっごく すっごく出すかどうかも迷ったんですが、リバ嫌いだけど、これなら平気とお友達に言って頂けたので出すことにしちゃいました。でもね、個人差ありますから、お嫌な人は頑張らないで。

平気な方はスクロール プリーズ↓

 

 

 

 

 

 

 

誕生日プレゼント

「・・・・・・ほら、コック、立てるか?」

サンジのバースデーパーティで酔いつぶれた面々を男部屋へ放り込み、

ラウンジへ戻ってきたゾロは眠りこけている細い腕を引き、立ち上がらせようとしたが、

その膝がくず折れて、しな垂れかかる様に倒れこんできた。

「弱ぇくせに、飲み過ぎだ。アホ・・・・・・」

ため息をつき、肩に担ぎ上げて甲板に出た。

自分としてはこの後、二人っきりで夜通し祝うつもりでいたが、

こう酔っていては仕方ねぇかな、と、男部屋に運び込もうとした。

が、その時サンジの手が腹巻の端をつかんだ。

「違う。あっち・・・・・・」と呟く。

どうやらサンジもこのまま寝てしまうつもりはないようだ。

格納庫へ向かえといっているらしいと理解して、方向を変えた。

 

格納庫の扉を閉めるなり、ゾロの首に腕を回し、性急に唇を求めた。

「なに、盛ってんだ、エロい顔してっぞ・・・・・」

言いながら、いつに無く始めから積極的なサンジに、濃厚に答える。

絡ませた舌を上顎に這わせて、口内の粘膜を味わい尽くすように執拗に嘗め回す。

敏感な舌先を己の舌先でつつくようにしてやると、甘ったるい鼻声が漏れ始めた。

「ふぅ――ぅん、ゾ、ロ・・・」

ゾロは唇を離し、腕の中の痩身を深く抱きなおす。

 

「なぁ、ゾロ。おれ、誕生日だから・・・・」

酔っ払って元々赤い顔をさらに赤らめ、その先を口ごもる。

「おう、大サービスしてやる。何でもいいぞ。どうしたい。」

その姿が堪らなく可愛く見え、そんなことまで口走ってしまう。

少しの間が空いて、サンジが顔を上げ、「なんでも?」と、意味深に復唱した。

「・・・・・・おう、何でもだ。」

少々不安に駆られつつも、ゾロは、男に二言は無いとばかりに肯定する。

「おれ、その・・・・・・・・

 一度さ・・・・」

先ほどまでの酔いっぷりは何処に行ったかというくらいの真剣な眼差しながら、

なかなか主題を切り出せないサンジに、ゾロは一つの予感を口にした。

 

「・・・・・・てめぇ、もしかして、おれに突っ込みてぇとか思ってねぇか?」

 

「!!」

 

真っ赤になって頷き、「・・・・ダメか?」恐る恐るとばかりに尋ねる。

 

嫌な予感が大当たりしたらしい――ゾロはこれは憂慮すべき事態だとは思った。

が、サンジとこういう関係になった時から、この事はずっと一つの懸念として付きまとっていた。

そもそも最初から、自分にはサンジを《抱く》というイメージしか湧かなかったし、

サンジもそれに異を唱えたことは無かったため、

ずっと抱く側、抱かれる側という立場が決まってしまっていたのだが。

しかし、男としてのサンジを考えた時、このままずっと受身の快感だけで満足できるのか?

挿入して得られる快感が欲しくなる時はないのだろうか?と、

ゾロの中では自然に浮かんできた疑問だった。

大体、突っ込んでイかすという事が、男としての征服欲を至極満足させる訳で、自分と続けて行く

限り、サンジがそれをこのままずっと味わうことなく過ごせるのかと常々、危惧してもいた。

 

しかし、サンジがそれを他の相手に求めるのは我慢がならない。

サンジの見せる数々の艶っぽい表情や、その声を、今さら他の誰にも譲りたく無い。

それくらいならば、自分を相手にさせた方がまだいい―望むなら―

「・・・・・・ゾロ?やっぱ、ヤだよな。」

ゾロの暫しの沈黙にサンジが恐る恐る訊く。

「何でも、っつったろ。」

考えたら終わりだとばかりに、服を脱ぎ捨て、置きっぱなしの毛布の上に座り、足を投げ出す。

「うしっ、来い。」

「いいのかよ?」

デカいくせに滅多に見開かない目を零れそうなほど見開いて、サンジが上ずった声を出した。

「早くしろ。」

感極まったようにサンジが抱きついた。

顔のいたるところにキスを繰り返し、ゾロの下半身におそるおそる愛撫を始めた。

ゾロのものを咥えて舌を這わせるところまではいつもしている事となんら変わりは無い。

よく知り尽くしたゾロの感じる場所を攻めあげた。

前に集中している間に、とローションで濡らした指で双丘を割り拓いた時、ゾロの身体が跳ねた。

「・・・・ゾロ、やっぱ・・・・・やめるか?」

「かまわねぇから、続けろ。」

まるで処女を相手にするごとくの慎重さでゆっくりとサンジは指を進めていった。

「・・・・・・」

しばらく、どちらも無言だ。入り口は狭くて、キツイ。

狭い肉筒はものすごく熱くて、自分の中もこんな風かなと思ったりしながら

いつものゾロのやり方を自然、なぞるようになってしまう。

徐々に拡げるように中をかき回しながら奥へと指を侵入させ、ゾロの表情を伺い見る。

「ゾロ、どんな感じ?」

「ん、ああ、べつに・・・・・。気持ち・・・悪くもねぇぞ。」

本当のところは異物感しか感じてなかったが。

「ちょっと待って。ええと、この辺・・・・・?」

サンジの指が前立腺を探り当てた途端、ビクッと大きくゾロの身体が跳ね上がった。

「う、うお・・・っ」思わず声が出る。

見ると今しがたまで萎えていたゾロのものがまた、屹ち上がりかけている。

「ゾロ、感じる?」

嬉しそうに訊いて来るが、ゾロはなんだかこの勃起は条件反射のようなもので、

いつも自分がサンジの同じ場所に触れたときに、味わうらしい快感とは違う気がした。

「・・・ん~、なんか変な感じだな。てめぇ、ここ触られるとすっげぇ、いいんだろう?」

弄られながらもゾロは余裕を失わない。

それに比べていつもの自分の痴態を思うと、過敏すぎるのか、淫乱なのかと困惑してしまう。

それでも、そこへの刺激を続けながら充分拡げられた頃、「ゾロ・・・」と声をかける。

「おぅ、入れろ!」

「ストレート過ぎっぜ。おまえ・・・・・」

その直裁さに照れながらも、サンジも下半身を自由にした。

そこはすでに先ほどから興奮を覚えていて臨戦態勢は整っていた。

そして、ゆっくりと押し進めようとするが、あまりのキツさに先っぽすら入らない。

前を弄って力が抜けた瞬間に推し進むことを繰り返す。

「う、ふぅ、うぅ・・・・・・あぁぁ・・・・」

どちらともつかない喘ぎや息遣いが交錯する中、ようやくサンジは全部の侵入を果たした。

「すっげ、あちぃ・・・

 動いていいか?」

「・・・おう」

サンジはゾロ自身にも刺激を与えながら、少しずつ、少しずつ抽挿する。

ゾロが再び身を震わせて、サンジを強く抱きしめた。

ゾロが達するときには強烈な締め付けが加わり、目眩がしそうな快感が走った。

なのに、サンジはなかなか達することができない。

何か、足りない。もっと違うなにか・・・!

 

焦りを感じながら必死で腰を使う様子に、ゾロが肩や背中を撫でながら訊ねた。

「イケねぇのか?」

認めたくねぇなぁ~、と唇をかみ締めながら、泣き笑いの顔でサンジは頷いた。

すると、ゾロはサンジの後孔へと手を伸ばし、できる限りの刺激を与えてやる。

「あ、はぁ・・・ああっ―――!」

ようやく求めていた感覚に近いものが得られて、サンジも昇り詰めて行く。

やがて、サンジもゾロのなかで達した。

身体を離し肩で息をするサンジを今度はゾロが組み敷いた。

「今度はおれの番な。」

「ゾロ・・・・・・」

「てめぇ、もう、こっちに刺激がねぇとイケねぇんだろ?」

ゾロが後孔を弄りながら、してやったりというように笑った。

「クソ!!言うな、バカヤロー!

 おまえのせいじゃねぇか!大っ嫌いだ!!」

サンジ自身も今その事実に気付いて愕然としていたところだったのに、

だめ押しされたようで、屈辱に体が震える。

身体を捻って逃げを打つサンジを押さえ込みながら、耳元へ口を寄せる。

「いいじゃねぇか、おれは嬉しいぜ。

 おれがずっと悦くしてやっからな。」

やがて始まった、身に慣れきった愛撫の渦に巻き込まれ、そこに、ゾロの熱い昂りを

受け入れて、サンジはいつも通りの気が違いそうな快感の波に飲み込まれていく・・・・。

「んン・・・ぅあ、あ、あぁぁ――っ!ゾ、ロッ・・・」

「こっちの方がいいんだろ、エロコック?ん?」

「う・・・・ふぅ、ンぁ・・・っ! 」

「言えよ・・・。ホラ!」

入口でゆるゆると擦っていた楔を奥まで穿つ。

「あ、あぁぁ――っ」

「なぁ・・・サンジ?」

最奥でグイ―ッと腰をグラインドさせる。

「あぁぁぁっっ!!・・・イ、イイ!!

イイ、これが・・・、あ、あぁ~!これ、が、好・・・・・・・、あぁ、あ―」

ゾロは、サンジの乱れ様に煽られて危うく放ちそうになるのを、グッと堪えた。

「クソッ

 サンジ・・・・・・ッ!

 おれもおまえン中がイイ、最高だ!」

「ああ、ンッ!

イク、イ・・・・・ロ、ゾロ!」

 

 

 

 

互いの顔に軽い口づけを繰り返しながら、荒い息を整える。

ふとサンジが鼻に噛みついた。

「おれぁ、エロくねぇ。てめぇが不感性なんだ。」

「へー、そうかよ。てめぇン中だと充分感じてるぜ?」

「それは、おれが名器なんじゃね?」

「ははっ!たしかに。じゃ、もう一回名器を味あわせろ。」

「もう、いい!もう何も出ねぇよ!」

「てめぇは、たたなくてもいいぞ。」

「ひでー!」

 

fin