カラフル

 

ルフィたちは城を探検するといって風呂場を後にし、残ったのはサンジとゾロ。

「こんな広い風呂を満喫しないなんて、もったいねぇなぁ。」

「まぁ、おれたちは3日うろついてたが、あいつは起きたばっかりだからな。」

「もったいないと言えば、おめぇだよ。

 ナミさんの幸せパンチを見損ねちまって・・・かわいそうになぁ。」

「いや、いらねぇし。」

「っんだと!?」

「魔女の裸見て何がいいんだよ。10万ベリーってありえねぇだろー。」

「いやいや、あれは10万ベリーの価値があるね!」

「・・・俺は、もっと良いもん見えたぜ。」

「は?」

「お前、タオル1枚であんなとこ登るから、丸見えだったぜ。」

「な!何言ってんだ、このエロジジイ!」

湯船の中であぐらをかいていたゾロは、サンジの腰を引き寄せ、自分の足の上に座らせる。

サンジの尻を撫でながら、前に手を伸ばす。

「片足を上げてたからな、ちょうどケツの間から玉からコレまで丸見え。」

サンジの肩に顎を乗せ、尻の下を通した手がサンジの性器を握る。

「う~、あほ・・・、いいもんじゃねぇし・・・」

「いいもんだったぜ、ちょっと見たことねぇ角度だったな。」

「・・・・・」

サンジの腰を捕まえていた腕をゆるめ、胸元を撫でる。

お湯で弛緩していた身体が、乳首をつまむとたちまち固く立ち上がる。

「あっ・・・」漏れる声を塞ぐため、サンジは首を後ろに捻じ曲げて

ゾロの口元をチロチロとなめると、誘い出されたゾロの舌と絡みあい、深い口づけに変わった。

その間にも、ゾロの手はゆるゆると動き続け、固く屹立した性器より後ろへと移動していた。

「ひぁっ、湯が・・・やぁっ、拡げんな!!」

だらりと下げていた腕を互いの身体の間に挟み、ぐいっとゾロを押し返し、立ち上がる。

「やべー、やべー。流されるとこだった。  

 おら。上がるぞ。」

「流されろよ。」

スタスタと歩き始めるサンジを再びとらえる。

「湯汚しちゃまずいだろうが。しめぇだよ。」

「湯船を汚さなきゃいいんだろ。」

サンジの身体を返し、正面から抱きしめる。

「人が――」

「来ない。」

 

 

ちゅ、くちゅ・・・淫靡な音が浴場に響く。

サンジは濡れた床に組み敷かれ、片足をゾロの肩に乗せている。

サンジの乳首を舐め転がしている男の頭に顔を埋めるようにしながら囁く。

「もう・・いから・・・・こいよ。」

 

ゾロはぐいっとサンジの上半身を起こし、後ろを向かせる。

ゾロの膝の上に抱え上げられ、両足を開くように下から手が回される。

散々弄られ、解された後孔にゾロの両手がかかる。

「前、見てみろよ。てめぇにもいいもん見せてやるよ。」

サンジが顔を上げると大きな一枚の鏡があった。

中には、浅黒い4本の指が拓きつつ出入りしている、ひくつく濃いピンクの後孔が写っていた。

「ば、やめ・・・」

「見とけよ。」

視線を逸らそうとしたサンジを咎めるように言う。

白い足の間で、蠢く浅黒い指。ピンクの孔、そこに赤黒い男が挿って来る。

押し寄せる熱と視覚から来る刺激に、たちまちサンジが登り詰める。

「んっ!あぁ―――っ!

 は、はぁっ・・・は・・ぁ・・・」

――ちくしょう、トコロテンなんて屈辱だ、こいつもすぐにイかせてやる――

「寝ろよ。」

サンジがゾロに寄りかかるようにして背後に押す。

挿入されたまま、ゾロの上で身体を回すと、その刺激に下からうめき声がする。

サンジ自身も中を抉られ、たちまち屹ち上がるが、頭を振ってやり過ごし、腰をゆらめかせる。

ゾロの腹に手を置き、身体を上下する。

ゾロは通常と違い自身でコントロールの効かない刺激に目を瞑り、息を吐く。

それを見やったサンジがゾロに覆いかぶさると、中が大きく動き、耐えきれず声が漏れる。

サンジがゾロの耳を口に含みながら、「見ろよ。」と囁き、再度膝立ちの姿勢へ戻る。

元の位置へ離れていくペタリと濡れた金の髪、

欲情した碧い瞳、

白い肌にプクリと立ち上がるピンクの乳首、

そして金の叢から屹ち上がる濃ピンクの欲望の後ろで、出入りする自身の赤い欲望。

クラリと目がくらむような感覚に促されたゾロが下から突き上げると、

アッという間にスパークした。

中で弾ける熱に誘導され、サンジも再び放つとゾロの胸に倒れこむ。

互いの荒い息がおさまる頃、ニィッと哂いあった。

fin