Guilty Ⅱ2

 

ゾロの手がサンジの躯中の傷や火傷を這う。

 

くたりと弛緩した指先を伸ばし、サンジはキスをねだった。

 

サンジの手がゆっくりとゾロの斜めに走った傷を辿る。

 

「おまえ、これ好きだよな。」

 

「んー
 そうか?
 これも好きだぜ。」

言い様、キュッとゾロの分身を握る。

 

突然の刺激にゾロが思わず呻く。

 

さわさわとさすりながら、サンジが囁く。

 

「色っぺー声。
 なぁ、もぅ挿れろよ。」

 

「まだ無茶だろ。」
仕返しとばかりにサンジの後孔を弄る。

 

「ハ、ぁ・・・」

 

真っ赤に立ち上がっている胸の飾りをペロリと舐める。

 

「まだ触りてー」

 

「あと、で・・・」

 

「中イキした後は嫌がるじゃねーか。」

 

「嫌がん、ねーから。
ずっと

欲しかったんだ・・・ゾロ・・・」

 

ゾロの股間に血が集まり、頭から湯気が出そうになるが、
はちきれそうな息子を見ると、やはりまだ無理だよな、と思う。

 

ゾロがためらっていると、沸点の低いサンジが喚きだした。

 

「おれが!
 いいっつってんだから、よこせよ!!」
握ったままだったゾロを引っ張る。

 

「ば!
 引っ張るな!!あほ!」

 

さっきまでのかわいかったサンジは、吹っ飛んでしまった。

 

ギャップと急所の痛みにたぎっていたものは少し治まった。

 

「あ!てめ、
 おれが触ってんのに萎えるってどういうこったよ!!」

 

その触り方に問題があんだろ、と思いつつゾロが懇願する。

 

「もぅ、おまえ喋るな。」

 

「なんだと!
 失礼なヤツだな!!」

 

「うるせーって。」

 

ゾロの手がお留守になっていたせいなのだが、

すっかり力を取り戻してしまったサンジの口を口で塞ぐ。

 

唇をくっつけたままサンジの目を覗き込む。

 

「痛かったら言え。」

 

うっすらと開きかけていた瞼を了承の意でパタンと閉じる。

 

サンジの手の上からゾロが自身を掴み、ほぐれたとは言い難い入り口にあてる。

 

ミシミシと音がしそうな程、拒絶する躯を宥め賺して、なんとか入り込んだとき、

青ざめて震える唇を笑みの形に引き上げてサンジが言った。

 

「大丈夫だったろ。」

 

ゾロが収まって不自然な形に膨らむ自身の下腹部を撫で、ほぉっと息を吐く。


最小限の痛みで、萎えてしまったサンジと頂点を目指すべく、ゾロがゆっくりと動きだした。

 

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