youthful days

「ああ!……は、はぅぅん。ゾ、ロ……ゾロシア、もっと!そこ、あ、あぁん!」

「いいのかよ。」

「ん、んぁぁ、あん……い…、わ、るかぁねぇ…ッ」

胸の尖りを咬まれて嬌声を上げるサンジーノの後孔には、ゾロシアの凶悪なブツが埋め込まれており、

胡坐をかいたゾロシアが下から突き上げる度に、太い首にしがみついたサンジーノは緑の髪に顔を埋める。

ギシギシとベッドが鳴り、強く抱き合った二人の体が揺れる。

 

コンコン

 

ノックと同時に開いたドアを、二人がギョッと見やると、冷ややかな眼差しとぶつかった。

 

「かわいい弟のために、危険な仕事を終えてきたってのに、ひでぇ出迎えだなぁ、こりゃ。」

「ジーン!」

「お兄ちゃん、傷ついちゃうぜ?」

「よく、言うぜっ…危険な仕事なんて、思ってもいないくせに!」


「てめえら、兄弟だったのか……」

「「あれ、知らなかった?」」


「はじめまして。ドン・ゾロシア。おれのかわいい弟といつのまに懇ろになってくれちゃってんの?」

片手はツツーと弟の秘孔をなぞり、そこに突き刺さったブツをぎゅっと握る。同時に、もう片方の手はゾロシアの頬を撫で上げた。

「男の趣味までそっくりとは、いやんなるね。」

「もう、ジーン!触、るな!……やく出てけよお…」

「触るな?こんなに良さそうなのに?」

その手はいつのまにやら、ぬらぬらと溢れたローションを掬い取り、ゾロシアに沿うように指を差入れていた。

「「う、くぅぅ・・・」」

 

案外すんなりとそこは受け入れたが、上がったふたつのくぐもった声は限界を訴えている。

それに気をよくして、ゾロシアの裏筋をひっかくように抽挿を激しくした。

「なあジーノ?お兄ちゃんも、入れて?」

「ばっか、もう、やめ・・・もう、もう、ムリィッ!」

カチャカチャとベルトを外す音に身をすくませ、ジーノが悲鳴を上げる。

 

 

「その辺にしておけ。」

サンジーノが新たな来訪者をうんざりと見やると、そこには自分を抱く男そっくりの男が立っていた。

「ハンゾロウ、だって、こいつおれのかわいい弟を穴だらけにしやがって。しかも独り占めだぞ!?」

「おまえと同じことしてるだけだろ、アホか。」

「いいから!参加すんなら服を脱げ!しねえんなら、邪魔するな!」

 

秘孔に埋め込まれた数本の指の動きに翻弄され、若いカップルは反論の余地も無かった。

「あぁ!ジーン!やめ!ぁン――ッ!」

「てめぇ、兄貴の前だとずい分可愛くなるじゃねえか。」

「お、まえだって!おまえの・・・イイ声なんて、初めて聞いたぞ!」

「おーぉ、素直ないい子たちだねぇ。さ、諦めなって。」

 

ジーンが双丘に両手をかけると、ゾロシアはジーノを乗せたまま上体を仰け反らせる。自然、ジーノの尻が上がり、ジーンに差し出されるようになった。

「や、ジーン!ヤダって!裂けちゃう~~!!!」

「おまえの男は協力的だぜ?」

「そりゃ、な。男なら一度は夢見るもんだろ。」

 

ニヤリと笑いあう男に挟まれ、観念したジーノはハアアアと長く息を吐き、脱力に努めた。

 

ヌプッ……―――ン、少々の拒絶などものともせず入り込むジーン自身に、そこは熱く甘く絡みつく。

 

「ぐ、ぅっ…」

 

これ以上無い程に皺が伸びきった秘庭の周囲はつるんとして無垢にすら見えるが、その中心には赤黒く血管の浮き出たどデカいイチモツと、紅色ですらっとしているが、長々とした充分な太さを兼ね備えたモノを咥え込んでいる。

「ああ、すごい、イイよ。ジーノ。気持ちイイ!」

弟を背中から抱き締め、前に回した手でコリコリと尖りを弄ぶと、あっあっと小さな声を上げながらピクンピクンと震えて、内壁が更に収縮した。

 

「まだ動かねえから、ゆっくり慣れろ。」

ずい分勝手な言い様だが、そんな中にも愛情を感じ取るのか、サンジーノは更にゾロシアにすり寄る。

それを慈しむような、優しい表情で受け入れるゾロシア。子供のころのような甘えた顔の弟。間近で二人を見るサンジーンは胸にチリチリと焼けるような痛みを感じた。

 

股間から湧き上がる快感、動きたい、突き入れたい雄の本能を抑え込んで待つ忍耐の時間。だが、ジーンの表情にはそれ以外の苦渋が浮かんでいた。

「おい、あんたの男はいいのか?」

「ああ?…おれの男じゃねえよ。」

サンジーンがチラと背後に視線を送る。

「おれが気ままに乗っかって、続いてるだけの関係だ。エアードール位にしか思われてねえし……おれだって…。」
先刻から、射抜かれそうな視線を浴び続けているゾロシアには簡単にわかることが、どうもサンジーンは分かっていないらしい。
「そうは見えねえけどな。」
「ま、性能はイイし?愛着位はあるかもな。」
自嘲の笑みを浮かべてクンッとジーンが腰を突き上げると、咥え込んでいるジーノはもちろん、沿っているゾロシアにも新たな波が襲い掛かる。
主導権をいつまでも奪われるつもりはないゾロシアが、ジーノの声が悦んでいるのを確認し、轟然と動き出した。

張り合うように動くジーンと一緒に巻き起こす悦楽の渦に翻弄され、ジーノは背後のジーンに凭れかかる。

「はぁ…ジーン、気もちイ…イイ…」

熱に浮かされたような顔でぼんやりと兄の顔を見つめるかわいい弟の唇を啄ばむ。

すると素直に目を閉じ、口を開いて舌を伸ばしてくる。

「あんたも弟見習って、素直になってみろよ。」

二人の口づけに割り込むように、ゾロシアが口を寄せた。

サンジーンが一瞬顔を歪め、だが踏みとどまって迎え入れようとしたとき、割って入った分厚い手に阻まれる。

「そいつぁ、容認できねえな。」

「ハン…ゾロ…」

「勝手なことばっか言いやがって。」

何を怒っているのか、加われと言っても来なかったのは自分じゃないか――その問いがジーンの口に上る余裕はなかった。

「あああ――っ」

秘孔に注射器状の容器が宛がわれ、冷たいジェルが流し込まれたジーンは、もう自力で弟を穿つこともできない。

だが、深々と差し込まれたハンゾロウが穿つ度にジーノまでが揺れる。

ゾロシアとジーンの息を合わせるような抽挿とも違う、まったくバラバラのふたつのストロークに達する前触れも見せる余裕なくジーノが達した。

前後から絶え間なく襲い掛かるめくるめく悦びの中、ただ翻弄されていたジーンには、その不意の締め付けがトドメになった。

 

弟に抱きつき、その胎内に熱い迸りを放つ。

恍惚とした表情を見やり、挿入して間もないハンゾロウが甘いうねりから抜け出した。

 

「イヤ!ハンゾ…きょ、はいや――!」

 

その声を聞き流し、射精の最中の後孔にハンゾロウは指を挿しこむ。

そして、慣れた一点をグリグリとキツイ程に押し込むと、弟の中でブシャッと盛大な水音がした。

「やぁ……ジー、ノ…ごめ…あ、ふぁぁぁ――」

かつてないサイズに開かれた後孔から、絶え間なく訪れる痺れるほどの悦楽。それに加えて、注ぎ込まれた熱い体液はジーノを失神させるに十分だった。悲鳴のような声がぷつりと途切れ、その体から力が抜ける。その体を受け止めるゾロシアもうねる内壁の中で二本目の男根がシャァァァと放つ熱い体液は最後の踏ん張りを弾き飛ばした。

ぬるい湯のような迸りを浴びながら、更に熱い白濁を愛しい男の中にぶちまけると、もうそこからは溢れ出した二人の体液で足元までびしょびしょに濡れていた。

太腿を伝わる水分を手に取ると、透明なソレは臭いもない。

「潮?」

「おお。イイ躰だろ?」

「はっ。否定はしねえが、躰だけじゃねえんだろ、ちったぁ甘やかしてやれよ。」

その言葉をどう受け止めたのか、ニヤリと口角を上げて、放心している白い躰を抱き上げた。

 

「邪魔したな。」

唐突な闖入者は、唐突に去った。

 

「まったくだ。」

広いベッドの乾いた場所に移動したゾロシアは、この上なく優しい顔で昏睡するサンジーノの丸い頭を撫で続けるのだった。

 

fin


ツイッターやLINEでいつも遊んでもらっているお友達りうらちゃんのお誕生日祝と、サイト開設祝に捧げます。

ご本人がどエロいので、負けないように頑張りました。

ゾロシア×サンジーノ、ハンゾロウ×サンジーン 初書きですが、難しいなー!口調すらよくわからない(笑)

ってか、名前合ってる?そんなレベルです。麦わら劇場読み直してから書くべきでした(^人^)

エロを書きたかっただけなのに、なんで兄ちゃんカップルはこんな設定になってしまったんでしょう。

空イキ、潮吹き当り前のどぎついセックスをしているけれど、躰だけと思って素直になれないジーン、全部分かっているけど言わないハンゾロウ…そんな感じでしょうか(бωб)・.。*